浮気されたから離婚して「親権を取れる」は間違い?

目次

  1. 親権問題は思い通りにならないことも多い
  2. 離婚届の親権者を書く欄には注意が必要
  3. 離婚調停で親権を勝ち取るための5つのポイント
  4. 経済的に子育てができるか不安な方のための援助

パートナーの浮気が原因で離婚すると決まっても、親権を確実に取れるとは限りません。

パートナーが浮気をして悪いから親権を取れるのではなく、子供が生活する環境が整えられるかを客観的に判断されることになります。


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親権問題は思い通りにならないことも多い

弊社へ浮気調査のご相談に来られる方は、パートナーの浮気が原因で離婚することになった際には親権を取りたいと希望をされます。

浮気と親権は全く別問題で、パートナーが悪いから親権も取れるというものではなく、ほとんどの場合お互いに親権を取りたいと主張する為、親権問題は長期化しがちです。

日本の法律では子供の親権者が決定しない限り離婚が成立できません。そして、親権者を譲ってしまうと、子供に会える頻度が減ってしまいます。

以前は母親が親権を持つことが一般的で、シングルファザーよりもシングルマザーの方が多いとされていましたが、最近では女性の社会進出が進み父親か母親のどちらが親権を取るべきなのか簡単には判断ができなくなってきました。


離婚届の親権者を書く欄には注意が必要

子供を持つ家庭が離婚する際に、親権者欄の記入がなければ離婚届は受理してもらえません。
親権者問題がなかなか解決できず、勝手に親権者欄に自分の名前を書き、提出してしまうことや、とりあえず気を使って相手の名前を書いて提出してしまうような事はおすすめ出来ません。

一方的な意思で提出された離婚届は法律上無効になり、場合によっては離婚届を偽造したと刑事罰をうけることにもなりかねません。

そして、一度親権者を譲ってしまった場合でも親権者変更調停ができますが、一度決まった親権を変更することはよっぽど問題がない限り難しいので、早まって親権を譲ってしまう事のないようにしてください。

弊社では浮気をされて頭に血が上ってしまう事のないよう、浮気調査のご相談に来ていただいた方へも適切なアドバイスをさせて頂きます。

離婚調停で親権を勝ち取るための5つのポイント

子育てできる時間はあるか

子育てに必要な経済力を確保しつつ、子供と接する時間をできる限り確保する努力ができるかどうかがポイントとなります。

また、日常的に子育てをサポートしてくれる人がいるかも重要となり親権者に何かあった際の後ろ盾も用意しておいた方がいいでしょう。


子供へ愛情はあるか

日常的に愛情はあるかも判断されることが多いです。

親権をとりたい理由が不純であったり犯罪に巻き込まれる事をさけるために、育児など子供と接している時間を確保しているか判断されるポイントとなります。


親権者が心身ともに健康か

親の健康面も親権を獲得する上で重要な判断基準となります。

乱暴な性格であったり、精神的に不安定と判断されると親権者としては不適格とみなされてしまいます。

病弱など日常生活に不安のある場合は、親や兄弟などの協力者を探し、子育てに問題がないと主張する必要があります。

経済的に困窮しないか

離婚後に新しく仕事を探さなければならないや、収入面で不安な場合は親権を得る事が難しいと思われる方も多いと思います。

ですが、親権者には非親権者から養育費を受け取る権利があり、様々な補助金などで経済的に安定することが可能です。

ただし、それらは補助的な意味合いであり頼り切ってしまうとマイナスに判断にされてしまいますので、安定している職業につく努力をしている意思を示すことも必要です。


子供がどちらを望むか

子供が小さければ母親が子育てに時間が取りやすいという理由から親権者になるケースが多いですが、15歳以上の子供であれば、子供がどっちへついていきたいか裁判所で発言する機会が設けられ、意思が尊重されることが多いようです。


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経済的に子育てができるか不安な方のための援助

浮気が原因で離婚をしたいと思っても、経済的に今までパートナーに頼っていたため自分一人では難しいのではと考える方はたくさんおります。

特に女性に多い悩みではありますが、片親になるからと言って経済的に子育てできないから親権をあきらめようと思っている方は、養育費をもらったり行政の支援で受けられる金額を調べてみましょう。

片親は特に受けられる制度が多いのであきらめるには早い場合もあります。


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